便秘は多くの女性が悩む問題です。
なんと人口の30%の人が便秘と言われています!
突然便秘になってしまってもすぐに改善する人もいれば、
長年便秘で悩んでいてその生活があたりまえになってしまっている人もいます。
さらに、実際に便秘になっているにも関わらず、自分自身で気づいていない人もいます。
それは便秘の症状が当たり前になってしまっているからか
便秘の定義について知らないからです。
便秘の3つの原因についてはこちら
【便秘の定義】
●3日以上排便がない
●毎日排便があっても残便感がある
という状態になります。
特に、この毎日排便があっても残便感があるというのがポイントです。
それは、これが便秘に当てはまるということを知らない人が多いからになります。
毎日排便があるから大丈夫!!!ではありません。
便秘があるとダイエットにはマイナスです!
しっかりと改善してダイエットもスムーズに進めるようにしましょう!
【ダイエットに大切な便秘改善】〜便秘の種類に合わせた改善〜
●急性便秘
●慢性便秘
便秘は大きく分けて2種類あります。
急性便秘
一過性の便秘や病気などで起こる便秘のこと
慢性便秘
長期間の便秘ではっきりとした原因が明確でない便秘(習慣性便秘)
慢性的な便秘の場合は改善に時間がかかります。
焦らずゆっくりと時間をかけて改善しましょう。
ダイエットに入る前にはまずは便秘の改善が優先です!
慢性便秘の3つの種類
便秘は大きく2種類に分けられましたが
さらに細かくみていくと慢性便秘も3つに分けることができます。
●弛緩性(しかんせい)便秘
●痙攣性(けいれんせい)便秘
●直腸性便秘
それぞれに原因があり、対処法が少しずつ変わります。
※慢性便秘の人はこれから紹介する改善方法を習慣化する必要があります。
長期間便秘になってしまっているので
対処法も長期的に行うことがとても大切です。
弛緩性便秘
弛緩性便秘とは腸が便を押し出すための力がなく便を排泄することができない状態です。
腸の便を押し出す力が弱い→便を押し出せない→便秘
このように腸の便を押し出す力が弱くなってしまう原因として
●年齢とともにお腹まわりの力が弱くなってしまうこと
●出産後でお腹まわりの筋肉にダメージを受けてしまうこと
●運動不足
などが挙げられます。
そのため
●高齢者の方
●出産を経験されている方はこの弛緩性便秘の疑いがあります。
弛緩性便秘の改善
弛緩性便秘の疑いがある人は腸に刺激を入れて動かすことがとても大切です。
『腸の内臓ヨガ』
腸の内臓ヨガで腸に刺激を入れるようにしたり
運動をして腸に刺激を入れるようにしてみましょう!
痙攣性便秘
痙攣性便秘とは
腸が硬くなりスムーズに動かないことで便を排泄することができない状態です。
腸が硬い→スムーズに便を運べない→便秘
このように腸が硬くなってしまう原因として
●過度なストレス
●慢性的な睡眠不足
などが挙げられます。
ストレスや睡眠不足は自律神経の乱れを引き起こします。
腸はこの自律神経の働きによってコントロールされています。
そのため自律神経の乱れ(交感神経が過剰に働く)が起こると
腸が硬くなってしまいスムーズに動かなくなってしまうのです。
●せっかちでイライラしやすい性格
●職場や家庭など人間関係でストレスを常に感じている
●仕事や子育てが忙しく寝る時間が取れない
●体力がない
などの人はこの痙攣性便秘の疑いがあります。
痙攣性便秘の改善
痙攣性便秘に対しては自律神経のバランスを整えることが大切です
●睡眠改善
●呼吸法
の2つが効果的になります。
呼吸法はは効果があるのですが
内臓の動きが悪くなってしまっているとうまく呼吸できません。
そのため呼吸法の事前準備として内臓ヨガを行うことがオススメです!
特に肝臓の内臓ヨガと胃の内臓ヨガと脾臓の内臓ヨガが効果的です。
『肝臓の内臓ヨガ』
『胃の内臓ヨガ』
『脾臓の内臓ヨガ』
内臓ヨガを行った後にもう1度呼吸を行うと大きく息が吸いやすくなっているはずです!
その状態で呼吸法を行うことで副交感神経の働きが高まり
自律神経のバランスが整います。
【実際の呼吸法】
●仰向けに寝て両膝を90度くらいに曲げる
●目を瞑り、両手を下腹に置く
●鼻から息を吸い、両手を置いたあたりが大きく動くのを感じる
●吸った時間の倍の時間をかけて息を吐く
※息が苦しくならない範囲で実践しましょう!
直腸性便秘
直腸性便秘とは便が直腸にきても指令が伝わらないために排便が起こらない状態です。
便が直腸に到達→便がきた指令が脳に伝わらない→便秘
このように腸からの指令が脳に伝わらなくなってしまうのは
●便意をがまんすること
が原因であると考えられます。
本来であれば便が直腸に届くと
便がついたよー!排便してねー!
という指令が脳に伝わり排便を行います。
しかし
●朝バタバタしていてトイレに入る時間がない
●職場や外出先ではトイレに行きたくない
などの理由で便意をがまんし続けてしまうことで
指令が伝わらなくなってしまうのです。
そのため、普段から便意がきてもがまんしていた人は
この直腸性便秘の疑いがあります。
直腸性便秘の改善
直腸性便秘に対しては排便習慣(リズムを作る)を意識することが大切です。
実際の方法は
●朝食を食べてから便器に5分間座る
時間を作ることです。
実際に排便出来なかったとしても問題ありません
これはリズムを作ることが目的だからです。
※もちろん排便できる様に意識することは大切です
朝食を食べたあとは
胃に食べ物の刺激が入ることで
反射的に排便を促しやすい状態になります。
そのため朝食を食べた後にトイレに座る時間を取ることが大切になります!
また腸の内臓ヨガを行うことで腸の動きを活発にするとより排便しやすい状態を作れます。
『腸の内臓ヨガ』
直腸性便秘が原因として考えられる人は
腸の内臓ヨガ→朝食を食べる→便器に5分座る
という流れを習慣にしてみましょう!
まとめ
●便秘には複数の種類がある
・急性便秘であれば比較的すぐに改善。慢性便秘は時間がかかる。
・弛緩性、痙攣性、直腸性それぞれに合わせた対処法を行う。