『肩甲骨はがし』ってよく聞きますよね?
そして良く見かけるのが
●肩甲骨はがしをすると痩せる!
●肩甲骨はがしダイエット
と言った方法です。
そして、これの理論として言われているのが、褐色脂肪細胞という
脂肪を燃焼してくれる細胞が肩甲骨の周辺にたくさんあるから。
と、説明されたりします。
確かに、肩甲骨の周辺には褐色脂肪細胞がたくさんありますが
果たして、肩甲骨はがしをすることで本当に褐色脂肪細胞が活性化されるのでしょうか…?
今回は肩甲骨ダイエットの嘘について解説をしていきます。
【オンラインダイエット】肩甲骨はがしで痩せるの嘘!
褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼してくれる役割を持つ脂肪細胞ですが
人には大きく3種類の脂肪の組織があります。
●白色脂肪細胞
●褐色脂肪細胞
●ベージュ脂肪細胞
この3種類ある脂肪をそれぞれ解説していきます。
より詳しく脂肪に関して知りたい方はこちらをご覧ください!
今回はこの3つの中の褐色脂肪細胞について解説をします。
褐色脂肪細胞とは
褐色脂肪細胞は身体の中で脂肪を分解し、熱を作る役割を持っています。
つまり、褐色脂肪細胞がたくさん働くことで
身体の脂肪を燃焼してくれるのです。
その結果
ダイエットにプラスに働くと考えることができます!
褐色脂肪細胞は以前は
赤ちゃんに存在するもので成人にはあまり存在していない
といわれていました。
しかし、最近の研究で
成人でも鎖骨まわりや首の表面や肩甲骨の間に多く存在することがわかりました。
このように肩甲骨の周辺に多くの褐色脂肪細胞が存在しているので
肩甲骨はがしをすることで痩せやすくなる、と言われたりしているのです。
でも残念ながら肩甲骨はがしをしても褐色脂肪細胞は活性化しません…
ではどのようにすれば褐色脂肪細胞が活性化するのか3つ解説をします。
褐色脂肪細胞を活性化するための3つの方法
①寒冷刺激
褐色脂肪細胞は脂肪を燃焼して熱を作り出す働きがあります。
人が熱を作るのは寒さを感じた時になります。
寒さの刺激→交感神経が刺激→褐色脂肪細胞が活性化→熱を作る
このような流れで熱を作り出します。
だから、褐色脂肪細胞を活性化させるためには少し肌寒いな
という環境に身体を置くことによって褐色脂肪細胞が活性化して脂肪が燃焼されます!
特に秋から冬にかけて少し薄着を意識することが大切です。
②食事の刺激
褐色脂肪細胞は食事の刺激でも活性化します。
特に辛味の成分によって反応します。
唐辛子の成分であるカプサイシンや
生姜の辛味の成分であるショウガオールという成分が
褐色脂肪細胞を活性化させるために有効です。
カプサイシンやショウガオールを摂取→交感神経の刺激→褐色脂肪細胞の活性化→熱を作る
③運動の刺激
運動で褐色脂肪細胞を活性化させるためには運動の種類が大切です。
特に水泳が有効になります。
水泳も温度がとても重要で、温水プールのような温かい温度ではなく
体温よりも低い温度のプールで運動することが大切です。
体温よりも低い温度の水に入ることで、体温が外に逃げようとします。
それに身体が反応して熱を作り出すために、褐色脂肪細胞が活性化されます。
だから、褐色脂肪細胞を活性化させることを考えるなら水泳が有効な運動になります。
まとめ
●肩甲骨はがしでは痩せない
●褐色脂肪細胞を活性化させるためには
寒冷刺激、食事の刺激、運動の刺激が有効