ダイエットするためには
基礎代謝をあげた方がよい!
とよく言うと思います。
基礎代謝を上げるためには筋トレだ!
そんな話を聞いたり、そんなイメージが
あるのではないでしょうか?
でも実際に筋トレして基礎代謝アップできるのか…
この記事ではそんな疑問を解決していきたいと思います!
筋トレで基礎代謝アップはムリ!?
【動画で学ぶ】
よくちまたではダイエットするために
『筋トレで基礎代謝を上げることが必要だ!』
と、よく言われます。
でも実際、筋トレで基礎代謝アップは残念ながら難しいです…
それが何故なのか解説していきます。
基礎代謝の割合
そもそも基礎代謝ってなんでしょうか?
基礎代謝とは、横になって休んでいるだけでも消費されるカロリーのことです。
これはおおよそ身体の体表面積に比例すると言われています。
そして、この基礎代謝の割合は
おおよそこのような形になります。
筋肉が約20%なのに対して、内臓は約40%です。
そもそもこのように基礎代謝の割合は、筋肉よりも内臓の方が高くなっています。
この時点で、基礎代謝のことだけ考えた時には
筋肉よりも内臓の働きを高めた方が効率的だと考えられます。
筋肉の基礎代謝
現在の基礎代謝の約20%が筋肉でした。
ここから筋肉で基礎代謝を増やそうと考えると
必然的に筋トレが必要になります。
筋肉を1kg増やすためには、ハードな筋トレを
目安として最低3ヶ月程度継続しなければなりません。
ただ、筋肉が1kg増やせたとしても約13kcalしか増えません。
13kcal増やすことがどれだけダイエットのプラスになるのでしょうか…
そして、もちろん筋トレをやめてしまえば筋肉が落ちるので
筋トレで基礎代謝を増やすのであれば、一生筋トレが必要になってしまいます。
ダイエットでの一例
ここで筋トレとダイエットを並行して行い、うまくいったと仮定した例を紹介します。
筋トレで筋肉が1kg増え、脂肪が4kg減ったとします。
そうすると、筋肉が1kgで約13kcal、脂肪1kgでは約4kcal消費してくれるので
計算すると約3kcal基礎代謝が低下することになります。
3kcalというのは誤差の範囲で気にする必要は全くないと思います。
ただ、計算して数値にしてみると筋トレをして
筋肉をつけて基礎代謝を上げるのは難しいことが理解できるかと思います。
このように筋トレをして基礎代謝を上げようは現実的ではありません。
じゃあ、基礎代謝を高めるためにはどうすればよいのでしょうか。
内臓の働き
基礎代謝の中で1番高い割合を占めているのが内臓です。
なので、基礎代謝を高めるためには内臓の働きを高めることが重要になります。
内臓は自律神経によってコントロールされています。
そのため、内臓の働きをコントロールする自律神経がきちんと働いてくれると
内臓の働きも高まることが考えられます。
その自律神経は生活習慣による影響を強く受けます。
つまり、基礎代謝を高めるためには生活習慣を整えること
が、重要になってくると考えられるのです。
【現在の自律神経の働きを推測するための方法】
生活習慣を整える
生活習慣を整えるためには
●睡眠
●食事
●適度な運動
●ストレスコントロール
このくらいです。
あなた自身が生活習慣のどこに問題があるか振り返って
それを改善させることが、基礎代謝アップに繋がると思います。
これらの生活習慣に関する内容は他の記事を参考にしてみてください。
●睡眠改善について
まとめ
●現実的に考えて筋トレで基礎代謝を上げることは難しい
●基礎代謝の割合は筋肉が約20%、内臓が約40%と内臓の方が高い
●内臓の働きをコントロールしているのは自律神経
●自律神経を整えるためには、生活習慣の改善が必要