多くの女性が1度はダイエットの経験があると思います。
今流行りの2ヶ月で10kg減量!の様な
短期集中のトレーニングジムに通ったことがある人も居ると思います。
そこではどんな食事指導を受けていましたか?
トレーニングと一緒にほぼ必ず食事制限も強制されていたと思います。
しかし、この食事制限は
食欲を無視してただ我慢をしているケースが圧倒的に多いです。
こんなことをしていれば、短期的には痩せることが出来ても
どこかで我慢の限界がきて、リバウンドを引き起こします。
これは食欲を無視しているからです。
短期で体重を減らさなければいけない理由がない限りは
食欲コントロールダイエットがオススメです。
むしろこれができないとほぼリバウンドします。
食欲がコントロール出来ている状態とは
頻回な食べ過ぎが起こらず自分自身の
お腹の空き具合に合わせた食事量で満足できる状態です。
これができればリバウンドはありません。
さらにダイエットもスムーズに行うことが出来ます。
だから、ダイエットの前にまずやることは
食欲のコントロールなのです。
今回は食欲コントロールする上で大切な
食欲のメカニズムについてお話ししていきます!
【ダイエットの基礎】食欲コントロールとは何か
食欲は脳で自然と生まれるものです。
だから、ただ我慢をしようというのが大きな間違いです。
食欲は2種類存在しています!
①嗜好性に基づく食欲
②恒常性維持に関わる食欲
①嗜好性に基づく食欲
嗜好性に基づく食欲とは
おいしい〜!!!を求めて食べることを言います。
本来食欲というのは
身体の中のエネルギーが不足した際に感じるものです。
しかし、それとは別に脳で美味しかった!
と感じる部分が反応して、食欲を生むメカニズムが
嗜好性に基づく食欲と言います。
この食欲はエネルギーが不足していなくても起こります。
皆さんも感じたことがあると思いますが、
食後のデザートは別腹というのもこの食欲のメカニズムです。
つまりこれは本来必要ではない
偽の食欲ということになります。
このような食欲の場合は、すぐに何か食べずに
●10分我慢してみる
●スクワットのような運動を30回くらいする
●ちょっと散歩する
のような対処をしてみましょう!
それによって、食欲が消えてしまえば
偽の食欲だったということです。
もし、時間を空けてもどうしても食べたかったら
無理せず食べるようにしましょう!
ただしこの時にはルールがあります。
それは、
必ずお腹具合を感じながら味わってよく噛んで食べる
ということです。
このルールだけ守れば
別腹でデザートを食べたから太るということはなくなります。
②恒常性維持に関わる食欲
恒常性維持に関わる食欲とは
身体のエネルギーが不足した時に起こる食欲です。
この食欲は血糖値やホルモンによってコントロールされています。
血糖値はが高まれば食欲は低下します。
逆に、血糖値が下がることで食欲が強まります。
レプチンと呼ばれる脂肪細胞から
分泌されるホルモンは食欲は低下させます。
逆に、消化管から分泌される
グレリンというホルモンは食欲を強めます。
このように食欲は血糖値とホルモンによって
無意識的にコントロールされています。
だから
ただ闇雲に食欲を我慢して食事制限をすれば痩せる!
なんてことはありません。
食欲を意志の力だけで抑えようなんて無理です。
ちゃんと身体の声に耳を傾けて
食欲をコントロールできるようになりましょう!
【他の食欲コントロールに関する記事はこちら】
食欲コントロールのポイント7つ(動画で解説)